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執筆者の写真山口ひとみ

公園の充実と幼児の体力向上を

更新日:2019年4月23日

子供たちの遊び場環境は、精神的・身体的・社会的発達に大きく影響する。未来をになう子供たちの健康づくりの観点から、遊び場環境の確保に向け、公園のあり方を見直すべきタイミングだと考える。本市の現状と姿勢について問う。


問い)文科省の「体力・運動能力基礎調査」によると子供の体力は長期的に低下傾向にあるが、本市の状況はいかがか?



答え)全8種目の調査結果を数値化した体力合計点で比較すると、いずれも全国平均を若干下回っている。またこの傾向はここ数年続いている。


問い)発達サポートセンターあゆみへの発達相談希望者の増加状況を示せ。また、相談の中には、診断はついていないが、身体経験の浅さが原因の一つといわれるグレーゾーンの子供も含まれているか?


答え)発達相談件数は、開所以降増加の傾向にある。この中には、身体を動かす経験やコミュニケーションの経験が浅いことが原因のグレーゾーンの子供も含まれていると考える。



問い)文科省では幼児期運動指針で、外遊びの重要性を示している。これまでの子どもたちの体力向上のための取り組みはしているか?


答え)平成24年に指針の周知の依頼があり、公立および私立のすべての保育園に対し指針のガイドブックやパンフレットを配布した。特に幼児期の体力作りに関しては、スポーツ文化振興課が主となり、今後も周知の取り組みを進めていく。




問い)公園長寿命化計画の進捗状況を示せ。丸岡公園を始め、遊具が撤去されたり使用不可の状況にある公園もあるようだが、遊具に関する予算はどうなっているか?


答え) 安全対策の強化、補習や更新の費用の平準化、維持管理費の縮減の観点から既存施設の長寿命化対策と計画的な補修・回収・更新を行うことを目的に、55都市公園を対象とし平成25年から10年間とした計画である。丸岡公園は、平成28年に500万円で補習の予定であったが、状況に応じ平成26年に一度前倒しで補修したが、劣化の度合いが激しいため現在は使用禁止となっている。なお、昨年度の遊具に対する予算は、全体合計で約200万円となっている。



問い) 市民アンケートによると、30 年前に比べ、公園と自宅以外のすべての項目で子供の遊び場が激減し、ボールや自転車遊びが実質できないという声もある。また、公園や遊具が全くない地区もある。幼児期運動指針に示される運動が、一定の範囲ごとに実現できるよう、公園や遊具の設置のあり方を見直すべきではないか?





このような議論を踏まえ、市の回答をいただきました。

公園については、平成25年に策定した「霧島市緑の基本計画」に基づいて整備を行っている。ご指摘のような偏在等がみられる原因は、合併前の各市町の都市計画の名残りもあると考える。 公園の遊具で遊ぶことは、子供達の成長を促す上でも大変重要であると考えていることから、今後も、利用者や地元の意見等を十分に踏まえながら、公園や遊具の整備を進めてまいりたい。とのこと。

以下提言をしてきました。

①幼児期から身体作りがしやすい環境を整えていただきたい。 ※特に校区内に「自転車」「ボール」を使えるところがあるか確認し、ルールの緩和を。


②どこにどのような特色を持った公園があるかをわかりやすく表示していただきたい

③遊具や遊び場の偏在を是正していただきたい。

※子供のための遊び場・遊具設置ガイドラインを定め、 公園や自由な遊び場がない地域では、自由に校庭の開放を検討するなどしていただきたい。


③遊び場の減少について、他の世代にも理解が得られるように周知していただきたい 専用利用者により子供が遊具のエリアからも追い出される事例も多い。この機会に周知を。


④幼児期運動指針を保護者に周知したり、保育者・指導者の育成をしていただきたい ※年に数度ある既存の研修会等を利用して、周知を図ってほしい。

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